今の私は、看護師としてパート勤務。
朝のカンファレンスには出られないけれど、申し送りノートを読み、常勤スタッフに確認しながら仕事を進めている。
そして時には、介護士さんへ専門的な説明をすることもある。
伝えることと受け取ること、その両方の中に、いまの私らしい学びがある。
そしてawabotaでは、またちがうかたちの“学び”が待っていた。
職場での学び──“受け取る”と“伝える”のあいだで
私は今、パート勤務という立場で働いている。
朝のカンファレンスには出られないため、出勤してまずするのは申し送りノートを読むこと。
その一行一行の中には、患者さんの変化、スタッフの気づき、そして現場の空気が詰まっている。
ノートを読み進めながら、気になる点があれば常勤スタッフに確認する。
そのやりとりの中で、私は何度も人のやさしさに触れてきた。
忙しい中でも丁寧に教えてくれるその姿に、「チームで働く」という意味を感じる瞬間がある。
ただ、現場では看護師だけでなく、介護士さんや事務スタッフも一緒に働いている。
医療の専門用語をそのまま伝えても、伝わらないことがある。
「SpO₂が下がってきています」と言っても、ピンとこない人もいる。
そんな時は、「酸素飽和濃度が下がってるってことですよ」と、言いかえて伝える。
相手が理解しやすい言葉で話すことで、チーム全体が動きやすくなる。
私は“受け取る側”であると同時に、“つなぐ役割”でもあるのかもしれない。
常勤スタッフから受け取った情報を、介護士さんにわかりやすく届ける。
そうすることで、現場の理解が深まり、患者さんへのケアもよりスムーズになる。
かつては「教える側になりたい」と思っていたけれど、
今は“間に立って伝える”ことにやりがいを感じている。
その中で見えてくるのは、「知識」よりも「伝え方」こそが力になるということだ。
awabotaでの学び──“知らない”を楽しむ勇気
awabotaに出会ったのは、ある偶然からだった。
最初は「何のコミュニティなんだろう?」と戸惑いながらも、
思い切って参加してみると、そこには年齢も職業もさまざまな人が集まっていた。
みんなが自分の考えを言葉にし、互いの違いを尊重しながら学び合っている。
初めて「DID」という言葉を聞いた日を、今でも覚えている。
頭の中に「???」が浮かび、まるで知らない世界に迷い込んだようだった。
でも、かずくんや仲間たちは穏やかに笑って言った。
「ヨーリーさん、ゆっくりでいいですよ。」
その言葉に、胸の緊張がすっとほどけた。
awabotaでは、「分からない」と言えることが大切にされている。
知らないことを恥ずかしいと思わず、
「今、ここから学ぼう」という気持ちを共有できる。
年齢も立場も関係なく、誰もが学び手であり、支え手でもある。
その雰囲気の中で、私は「知らないことを楽しむ」感覚を取り戻した。
学びとは“できるようになること”ではなく、
“心が動くこと”なんだと気づかされた。
awabotaでは、そんなやさしい学びが日々生まれている。
ふたつの学びに共通するもの──人の温かさ
職場もawabotaも、全然違う世界のようでいて、
どちらにも共通しているのは“人の温かさ”だ。
職場では、常勤スタッフが手を止めて説明してくれる。
介護士さんが「ありがとうございます」と笑顔を返してくれる。
awabotaでは、仲間たちが自分の言葉で励まし合っている。
人と関わる中で生まれる温度。
それが私にとっての「学び」の源になっている。
仕事の中で誰かに説明する時も、awabotaで言葉を交わす時も、
心の根っこにあるのは「相手を思う気持ち」だ。
知識を伝えるだけでなく、気持ちを伝える。
その“伝わり方”の中に、学びの深さを感じている。
これから──“受け取る”から“つなぐ”へ
職場での学びとawabotaでの学び。
このふたつは、今では静かに混ざり合いはじめている。
職場では、常勤スタッフから学んだことを介護士さんに伝える。
awabotaで得た「分かりやすく伝える力」が、仕事の中でも生きている。
そして、職場で感じた人の思いやりを、awabotaの仲間とシェアすることもある。
学びは、どこかでつながっている。
教わる・伝えるという線ではなく、
やさしく循環する“輪”のようなものだ。
私にとって、それが「生きる学び」になっている。
仕事の経験も、awabotaでの挑戦も、すべてが未来へとつながっていく。
これからもその輪の中で、静かに、でも確かに成長していきたい。
おわりに
職場は、私に「受け取る」ことの深さを教えてくれた。
awabotaは、「知らないことを楽しむ勇気」をくれた。
そしてそのふたつが交わる場所に、私らしい学びがある。
どんな立場であっても、人は学び続けられる。
その学びが、誰かの力になり、また次の人へと伝わっていく。
私がいま感じているのは、そのあたたかい循環の中で生きているということ。
学びは続く。
それは義務ではなく、喜びとして。
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